4/23/2009

催眠療法

朝6時40分。
やれやれ。。。いつもと同じ時間。
薬を飲んで1時間程眠ると動ける様になる。

昨日、受けたカウンセリングの認知療法について、頭では理解した。
が。
やり方が全く分からず、ネットで検索してみた。
が。
医学用語の羅列に頭痛がひどくなっただけだった。
うちは、うちと向き合うのが嫌なのかもしれない。


今日もカウンセリング。
でも、今回のドクターは日本人ではない。
カウンセリングの意味がいまいち良く分かっていなくて、正直言うと
受けるのが嫌だった。おまけに先週、予約を入れた時に貰った名刺の
タイトルが睡眠療法のマスターの資格を持つドクター。
睡眠療法って。。。何するの?

病院の待合室で待ってるうち↓動けません
睡眠不足で日に日に身体が重くなって来て、今日はクリニックの重い扉を
開ける力がなく、エイリーンが「どうしたのdear?」と扉を開けてくれた。

ここまでの道のりが長くてソファーから起き上がれなかった。
でも、クリニックのアシスタント エリーが迎えに来た。
Dr. Aliと対面。エリーが今迄の状況を説明してくれた。それだけで、Dr. Aliは
うちにどんな療法が必要なのか、的確に当ててそれについてどうすればいいか
エリーとうちに説明。
それからトリートメントを行うからと、エリー退場。

Dr. Aliはまずペンをイスの肘に置き、それを落とした。
”sissy,分かるかい?肘にあったペンは過去の事で、今 ペンは床の上にあるね”
これをグラス、キャンドル、ノート、ファイルなど色んなものを使って
うちのアタマに叩き込ませていく。
"sissy,ここにペンを置いたからペンは床に落ちた。落ちない様にするには
テーブルのペン立てに入れておけばいい。
グラスも同じだよ。テーブルの端に置くから落ちた。落ちない様にするには
テーブルの端に置かない様にすればいい”

こうやってモノをコントロールしていく事は大事なんだよ。

”sissyは社会経験の中で色んな事を学んで、色んなアクションを起こしてきた。
君も自分をコントロールできる力を持っているんだよ。
例えば学校に怖くて行けない、ランドレディの悪夢を毎晩みる。でもこれらの
出来事は過去の事であって今起きた事ではない。ペンやグラスの話しと同じで
これらを過去にする方法がある。それはチョイス出来るものを考え出すのです。
旅行へ行く、別の学校へ行く、美味しいモノを食べる。新しい記憶が増えると
自分が悩んでいる事が過去のものになっていきます。
でも、これが出来ない事もある。その場合はそれはココロの片隅に置いておき、
気にしない様に気持ちをチェンジしていけばいいのです”

”それをこれから伝えます”

催眠療法がはじまった。
ラクな姿勢をとり、Dr. Aliの呼吸に合わせながら3回深呼吸した後、
目をつぶります。15分か20分位、Dr.Aliが ”sissyはロンドンで成功する”
”sissyは素晴らしい経験を持っている”とか褒める言葉を言い続けます。
その間にサブリミナル効果みたいに”学校での事は過去の事だ。君が正しい”
”ランドレディとの事は過去の事だ。君が正しい”と
10こ褒めたら1個事件の事を言っていく。

Dr. Aliの呼吸と言葉が自分の乱れていた呼吸とココロを治していきます。
これが。。。なんて説明したらいいのか分からへんねんけど、ココロの中に
詰まってたものが1枚1枚剥離されてく様なカンジで軽くなっていくのだ。
”sissy目覚めるよ。目を開けた時、君の問題は全て過去の事だ”と言われて
目を開けると。信じられないくらいの爽快感。とても楽になってました。


Dr. Aliにお礼を言って、エリーのとこへ戻った。
うちが帰って来たのが分からなくて、アシスタントさんと
「良くなってくれたらいいのにね」「そうですよね。でも 長いですね」とか
話してくれてた。ほんまにこのクリニックの人達はいい人達ばかりだ。

Dr. Itoとエリーに治療の結果を報告。
頭痛は続いてますが、信じられないくらいラクになりました。と話すと
自分の事の様に喜んでもらった。ホンマ泣きそうでしたわ。
聞けばDr. Aliは精神科の名医中の名医で、オーストラリアから患者が
来る事もあるそうだ。ほんますごいお医者様でした。
Dr. Itoにお礼を言ってエリーとランチを食べに行った。

エリーは前と同じで銀ダラ定食。うちはスタミナマグロ丼
ウドンは手打ちなんだよん。美味しかったです。


帰宅後は猛烈な睡魔に襲われて、早々に就寝したよ。
多分18時には眠りの中へ確実にいましたね。